敵は消滅した。もう休め中也。
視界をみるみる塗りつぶしてゆく暗闇の中にあって、その声は頭の中に直接響く。らしくなく真面目で優しい声音。汚濁状態の俺に丸腰で近寄ってあっさりと取られる腕。
変わらねえな、と考えていたことが口から出てしまい舌打ちする。幹部である自分専用の執務室で今の独り言を聞いたのは自分しかいないが、己に対してですらばつが悪い。迂闊な口を塞ぐようにしてシガレットケースから一本取り出し、火を点けた。
女の敵
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敵は消滅した。もう休め中也。
視界をみるみる塗りつぶしてゆく暗闇の中にあって、その声は頭の中に直接響く。らしくなく真面目で優しい声音。汚濁状態の俺に丸腰で近寄ってあっさりと取られる腕。
変わらねえな、と考えていたことが口から出てしまい舌打ちする。幹部である自分専用の執務室で今の独り言を聞いたのは自分しかいないが、己に対してですらばつが悪い。迂闊な口を塞ぐようにしてシガレットケースから一本取り出し、火を点けた。